もしも、俺がもっと普通のやつで、そう、たとえば三等星のような、そんなやつなら、六等星のようなお前と結ばれることを許されただろうか。 誰もなにも言わなくて、ただ、俺たちだけがすっごく幸せで、これからもそう在りたいと願えるような。 とか、色々考えても、結局俺は一等星のように、たくさんの人の中心にいて、そしてお前は六等星で、周囲からは少し離れていて。 俺たちが愛し合ったとしても、世界はそれを拒んで、引き裂こうとする。 何を想っても、最終的に俺はお前を傷つけてしまって、お前はそれを笑って許すんだ。 仕方ないと、それが俺とお前の距離なのだから、と。 (それでも俺は、一等星と六等星の格差とか)(全てを捨ててしまえるほどに、) 「お前が一番、大切だ」 ああ、今すぐ世界なんて壊れてしまえばいいのに! 輝かしすぎた一等星。 (愛することさえ罪なんて!)(なんて哀しい現実なんだろう) 20081121(ひれんあとべ!) |